2002年12月15日
今回就職が決まるまでタイ語がまったく話せなく、タイに来てから本格的にタイ語を勉強しだしたので、タイ語会話はまだほとんどできませんでした。しかし、食事の注文位は出来るようになろうと、毎日頑張って料理名を覚えていたのですが…
この日は上司の児島先生と学校近くの食堂へ昼御飯を食べに行きました。
「西川君、何食べる?」
「そーですね、今日もチャーハンにします。今日は牛肉入りにしようかな。おじさん!コー カオパット ヌー クラップ。」
おじさんはなぜか不思議そうな顔をして私を見ています。
「カオパット ヌーはないでしょ!」
「え?」
「カオパット」はチャーハン、「ヌー」はネズミという意味です。
牛肉は「ヌア」と言わなければならないのですが、この発音がなかなか難しく「ヌー」という発音になってしまい「ネズミ肉入りチャーハン下さい。」と注文してしまったのです。タイは仏教国なので、禁止された食べ物は基本的になく何でも食べるのですが、さすがにネズミは食べません。
タイ語を勉強しだして最初にぶつかるのが発音の難しさでしょう。タイ語には中国語のように音が上下する声調というものがあるので、同じ「マー」という言葉でも声調が違うと「馬」「犬」「来る」と全く違う単語になります。
しかも、多少発音が間違っていても話の流れから何を言いたいのか予測できると思うのですが、正しい発音でないと大概のタイ人は理解してくれないんですね。
ちなみに「コー」は「下さい」、「クラップ」は文の最後に付けて「です、ます」のような機能を持ちます。女性は「クラップ」でなく「カー」とつけると丁寧な話し方になります。
「コー カオパット ヌア クラップ」で「牛肉入りチャーハンを下さい。」という意味です。
「カオパット ヌア」の部分を「ナーム(水)」や「ビア(ビール)」等に入れ替えて
「コー ナーム クラップ」=「水を下さい。」
「コー ビア クラップ」=「ビールを下さい。」
と言い替えることができます。
女性は「クラップ」を「カー」にして下さい。
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