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前回も書いた通り、タイのテレビはCMを除いてほとんどがクダラナイ番組ばかりです。なかでもドラマは日本人からするとどこが面白いんだというような代物です。しかしながらタイ人はこのドラマが大好きでテレビに噛り付くようにして毎日見ている人(特に女性)が実に多いんです。
基本のパターンが決まっていて、どのドラマを見ても役者が変わるだけで大筋の内容は同じなんです。そのワンパターンさ加減はまるで吉本新喜劇を見ているよう。
【パターンその1】
主人公は薄幸の美少女タイプで必ずいじめられる
【パターンその2】
その主人公をいじめるライバルもしくは女ボス(上司・女主人・姑・王妃etc…)が登場
【パターンその3】
主人公の恋人役の男は二枚目で優しいのだが、良い人過ぎるのか馬鹿なのか彼女がいじめられていることに気付かない
【パターンその4】
お笑い担当の綺麗じゃないオカマが登場
【パターンその5】
放送時間の8割がたが「いじめ」か「喧嘩」かの暴力的なシーンで出演者は常に金切り声をあげている
【パターンその6】
舞台は豪邸(庶民はまずこんな家には住めません)
もしかすると、吉本新喜劇的なこの先の予測可能なお約束のパターンがもたらす安心感と「それ来るぞ来るぞ、やっぱり来た!」という期待を裏切らない満足感があり、それがタイ人の心を掴んで離さないのかも知れませんね。
外国のテレビはCMが面白いと思います。普通の番組は言葉がわからないせいか、余計につまらなく感じるのですが、CMは映像を見れば言いたいことは大体分かるし、インパクトのある映像が多くテンポもいいので、結構見てしまいます。タイのCMも他の国と同様結構面白く、お笑い系からシリアスなものまで完成度の高いものも多いです。
しかし、中には生理的に直視できないような最低なCMもあります。それはこんな内容でした。
裕福な家庭で育ったような感じの女の子が二人、豪邸でおしゃべりしています。一人はとてもきれいな顔ですが、もう一人は肌荒れがひどいようです。肌荒れの方が言います。「私はこんなにも色々な化粧品や洗顔剤を使って毎日ケアしてるのに、どうしてあなたみたいにきれいな肌になれないんだろ?」「そうねぇ。」
とその時、この家で飼っているペットの犬がトコトコやってきて肌荒れの子の顔をぺろぺろなめだします。
「もうこの子ったら。」と肌荒れの子は嬉しそう。
そこで、なめられる顔の様子がアップで映し出されます。舐められるうちに犬の口から出てきた黒いゴミのようなものが女の子の顔にくっつきます。よく見るとそれはゴキブリの足でした。一瞬ゴキブリを追い掛け回す犬の回想シーンが挿入されます。でも女の子は気付きません。
ここで画面が切り替わり商品の紹介画面になります。確か、洗顔剤のCMでこれを使えばどんなバイ菌もきれいに洗えるみたいな内容だったかと思います。
食事中に見たくはないCMですね。あと、ちょっと犬が嫌いになりました。
私はタイが好きです。学生時代から旅行で何度も渡航しているし、タイで就職し5年もタイに住んでいたので、よっぽど好きなんでしょう。これまでも色々な人から「タイのどこがそんなに良いのか?」と聞かれることが何度もありましたが、自分の中でこれだという理由がいまひとつはっきりしない状態でした。もちろん「どこが良いか?どこが好きか?」と聞かれればいくらでも挙げることはできるんですが、本当にそれが理由でタイが好きなのかどうか、いまいち自身がなかったのです。
が、先日2年ぶりにタイに行って、自分がどうしてタイが好きなのか、ということにふいに気が付きました。
「タイは毎日が夏休み」なんです。
正確には「夏休みみたい」と言った方がいいかも知れません。ご存じの通りタイは年中暑く、人々はのんびりとしていてゆったりとした時間が流れているように感じます。もちろん休暇中に旅行でタイを訪れれば、そもそも学校や仕事を休んで遊びに来てるので、夏休みのように感じるでしょう。しかし、タイで仕事をして、週に6日、毎日決まった時間に職場へ向かい、毎日同じ業務の繰返しをしていても、なぜか気分は夏休みのようなんです。特に外にいる時、出勤や帰宅の時もそうですし、仕事の用があって昼間に外出する時にもそう感じます。
もともと夏という季節が好きなせいもあるのでしょう。夏になると無性に気持ちがふわふわして落ち着かなくなるんですね。夏には楽しい思い出が多いからでしょうね。
逆に、今は日本で生活しているんですが、夏が近付き気温が高くなるにつれ「あー暑い、そういえばタイもこんな暑さだったな。」と急にタイが懐かしくなって、無性にタイに行きたくなってくるんです。
本当は冬でも「あー寒い、そういえばタイは暑かったな。」と思い、同じようにタイに行きたくなるんですが…
こんな気持ちになるのは私だけでしょうか?
2003年7月15日
田舎町パヤオは飲食店が少なく、きちんとした店構えの店は飲み屋以外は夕方以降閉まってしまうので、夕食は大体が屋台でとることになります。
町中に一応屋台街みたいになっているエリアがありますが、タイラーメンやカレーかけご飯、豚肉かけご飯と、どこも同じようなメニューの屋台ばかりです。中にはアハーンタームサン(注文料理)という何でも注文できる屋台もあったりするのですが、それほど料理の種類を知らないのでどうしてもメニューのバリエーションが少なくなりがちです。注文式の屋台でも大概のメニューが炒めものなので、美味しいのですが何を食べても同じような味で、さすがに毎日食べていると飽きてしまいます。
ある日、タイ人マネージャーのティウさんがチェンライから出張でやって来た時に、いつものように二人で夕食を食べに屋台街へ来ました。
「先生、何食べますか?」
「いつも同じようなものばっかり食べてるんだけど、何か変わったものはないかな?」
「アハーンタームサンの屋台だったら何でも注文できるしいいんじゃないですか。」
「でも、炒めものばっかりでしょ・・・」
「まあ、そうですかね。でもスープとかスッキーとかもできるんですよ。」
「え、スッキーってタイスキのこと?」
「そうです。今日は暑くて汗いっぱいかいたから、ちょうどスープ系のものが食べたかったんです。僕はスッキーにしますよ。」
「暑いのに、スープが飲みたいんですか?余計暑くなりそうですね…、僕はどうしようかな、スッキーは食べてみたいけど暑そうだからなー。」
「それだったらスッキーヘーンにしたらどうですか?」
「おお、スッキーもヘーンにできるんですね!それにします。それと御飯1皿ね。」
タイラーメンのクイッティアオやバミーは通常スープ入りですが、スープなしのヘーン(乾いた)という注文もできます。日本でも一時期流行った油そばみたいなものです。
そして、スッキーとはタイスキのことで、タイ人はタイスキとは言わず、スキもしくはスッキーと呼びます。さて、屋台のスッキーはどのようなものなのでしょう。
しばらくするとスッキーとスッキーヘーンが運ばれてきました。ティウさんの注文した普通のスッキーは普段MKとかで食べるタイスキの炊きあがったものをそのまま丼に移し、タイスキ用の付けダレをかけたもので、小さい器に入った付けダレをさらに出してくれました。私のスッキーヘーンはタイスキに入れる具材(野菜・春雨・肉等)を鍋で炒めタイスキダレに絡めたものでした。
スープなしのタイスキ自体食べたことがなかったのですが、味はコッテリピリ辛で普通のタイスキレストランで食べるのと変わらない感動的な美味しさでした。しかも御飯にすごく合うんです。
「ティウさん、美味いですねー。」
「そうですか、よかったですね。僕のも美味しいですよ。」
ティウさんは嬉しそうにタイスキを食べながら、汗をだらだら流していました。
「ティウさん、やっぱり暑そうですね。」
「暑いけど美味しいですよ!」
私はこの汁なしタイスキの感動的な美味しさにはまってしまい、これ以降週に一度は食べる定番メニューになりました。クーラーのきいた部屋でいただくMKやコカのタイスキもいいですが、たまには屋台で汗をかきながら食べる庶民派タイスキも悪くないですよ。
場所:お台場潮風公園 ゆりかもめ 船の科学館駅徒歩一分 台場駅徒歩五分
日時:21年9月5日(土)6日(日) 10:00−19:00 入場無料
後援:外務省・東京都・タイ王国大使館・タイ政府観光庁
灯篭流、灯篭自作体験、料理や物産の屋台・舞踊音楽などのステージをします。
URL :http://www.itdaschool.jp/hp2009/index.html
仕事は他に日本人の先生も口うるさい上司もいないので、何とも気楽なものでした。授業もそれほどなかったので毎日のんびりとした時間を過ごすことができました。
タイに就職が決まった時点で、「せっかくタイに住むのだったら、絶対にタイ語をマスターしよう。」と思っていたので、授業の合間の空き時間はひたすらタイ語の勉強をしていました。タイ語を勉強するには日本人が全くない環境は逆に良かったのだと思います。
基本的に私とタイ人の事務スタッフの二人きりで仕事をしていたのですが、1ヶ月に1〜2度チェンライからタイ人マネージャーのティウさんが泊まりでパヤオへやって来ることがありました。
ティウさんは日本語が上手く、いつも冗談ばかり言っているとても愉快な人で、お酒も好きでパヤオに来た時は毎回一緒に飲みに行きました。
バスターミナル横のKITCHEN HATというムーガタレストランか、メイン通りのSPIDERというパブ&レストランへ行くことが多かったのですが、ある日のこと。
「西川先生、今日はパヤオ湖で飲みましょう!グンテンって知ってます?」
「おお、いいですね。グンテンですか?聞いたことないです。」
「そうですか、美味しいんですよ。ビールによく合うし、今日食べてみますか?僕、奢りますよ。」
ということで、仕事が終わると自転車に乗ってパヤオ湖へやって来ました。湖の周りには毎日夕方になると地元の人がたくさん出てきて、ござを敷いてご飯を食べたりお酒を飲んだりしています。湖周辺の通りには居酒屋やレストランもたくさんあり、結構な賑わいです。
「今日はここで飲みましょう!」
と湖のすぐそばのベンチに座って飲むことに。すぐ目の前に酒屋があったので、ここでビアリオ(ヒョウのイラストの廉価ビールで象印のチャーンよりも飲みやすい)を買い、紙コップに注いで飲み始めました。
「あの、ティウさん、グンテンは?」
「アッ、グンテン食べたい?」
とキョロキョロしています。
「あれー?どうしたのかな?たぶんそろそろだと思うけど…もうちょっと待ってね。」
ということでそのまま、ビールを飲み続けていました。つまみも食べずにビールばかり飲んでいたせいか、ティウさんが急に
「西川先生、僕ちょっとトイレしてきます。」
と言いながら向こうの方へ駆けて行きました。暫くするとすっきりした顔で戻ってきました。ちょうどその時
「あ、先生!来た来た!」
とティウさんの指さす方向をみると、おばちゃんが自転車でこっちにやって来ました。自転車の荷台には籠が積まれ、その中には調味料や底の深い紙皿が入れられていました。
「先生、これがグンテンですよ。試してみてください。おばちゃん、グンテン1人前ね。」
なるほど、と思って見ていると。おばちゃんは湖の方へ歩き始めました。何をするんだろう?すると湖の水際にしゃがみ込み何かを引っ張り上げているようです。近付いて見てみると、湖の中に沈めていたのはアミエビみたいな小さいエビがいっぱい入った網でした。
ぴちぴちと跳ねるエビを一掴みつかんで戻ってくると、紙皿に移し手早くみじん切りのハーブ、ナムプラー、トウガラシの粉をふりかけ、もう一枚の紙皿で蓋をしました。手渡された皿の中からは先ほど以上に元気よくエビの跳ねる音が聞こえてきます。
「ソースがよくからむように振ってから食べるんです。そうです、じゃ食べてみますか。」
皿の中ではまだぴちぴちと跳ねまわっているので、逃げないようにさっと蓋を開け、数匹摘み上げて口に放り込みました。
味は…めちゃくちゃ辛い。そして硬い。エビの甲羅とひげが思った以上に硬くざらざらした食感で、ハッキリ言って不味いものでした。
「先生どうですか?」
「うーん、私は、あまり好きじゃないかも…」
「えーっ、こんなにおいしいのに?日本人は生魚が好きでしょ?」
「いや、そうですけど。あの、もういいです。残りはティウさん一人で食べていいですよ。」
つまみはいただけない物でしたが、そのまま暫くそこで飲み続けていました。ビアリオの大びんを4本空けたころ、私もトイレに行きたくなってきました。
「ティウさん、私もトイレに行きたくなったんですけど、どこですか?」
「ああ、そうですか。どうぞ案内します。僕も行きたかったので一緒に行きましょう!」
と、連れられた先はパヤオ湖でした。
「え?なに、ここでするの?」
「そうですよ。」
と笑顔で答えます。さっきは見えない所まで行っていたので、どこかに公衆便所でもあるのかと思っていました。が、実はさっきもここでしたとのことです。ということは…
「ティウさんあの…さっきのグンテンって、湖から捕ってたよね?」
とその時、バシャバシャという音がしたので、振り返ると湖で犬が泳いでいました。
「ティウさん、もう、帰ろうか…」
アパートに戻ると、日本から持ってきていた正露丸を6粒飲んで寝ました。お腹が無事であることを祈りながら。
日タイランゲージセンターではタイでのロングステイに関するセミナーを毎月開催しています。参加費用は無料ですので、タイでのロングステイに興味があるという皆様、奮ってご参加ください。
最大10名までの少人数での催行となりますので、和やかな雰囲気の中、分からないことや不安があれば何でも気軽に質問&相談できます。→無料セミナーの詳細はこちら
無料タイ王国ロングステイセミナー開催スケジュール | |||||||
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タイにもいろいろなファーストフードショップがありますが、中でもKFC(ケンタッキーフライドチキン)はカルフールなどの大型ショッピングモールには必ず入っているし、地方にも出店していることが多い人気店です。日本だとKFCよりマクドナルドのほうが多い気がするのですが、タイではマクドナルドは地方に行くとあまり見られません。
タイ北部の田舎町パヤオにはもちろんKFCもマクドナルドもありません。ファーストフードではないですが、タイスキチェーンのMKすらありません。タイ料理以外のレストランがなく連日のタイ料理に少々嫌気がさしてはいたものの、黙っていてもお腹は空くものです。
ある日、夕食を食べようと町の中心の屋台街(と言うほどの規模ではないですが…)をブラブラしていると鶏の唐揚げとポテトフライを売る屋台を発見。
タイ語でガイトート(ガイ=鶏、トート=揚げる)という鶏の唐揚げを売る店は結構あるのですが、屋台でポテトフライはちょっと珍しく、ふと看板を見るとKFCの文字。ケンタッキーの屋台版ができたのか?と一瞬驚きましたが、よく見るとKFCではなくKFGと書いてあります。
KFC=ケンタッキーフライドチキン
KFG=ケンタッキーフライドガイ
ということか!?
味はまあ普通の唐揚げとポテトフライでした。このKFG屋台ですが、チェンマイでも見かけたことがあり、もしかするとフランチャイズ展開をしているのかも知れません。それか、ただのパクリ(パクリのパクリ?)でしょうか。看板のKFGの文字も手書きでしたし…
2003年6月2日
とうとうパヤオへの引っ越しの日がやってきました。
新しいアパートは出張でパヤオへ行った時に決めていました。バスターミナルのすぐ裏手にあるできたばかりのアパートです。広さ15畳くらいのワンルームでパイプベッドとクローゼットが置いてあるだけのシンプルでがらんとした部屋でした。タイのアパートらしくキッチンは付いていません。一階の部屋で、裏手はベランダになっていて、水道が付いているのでここで洗濯もできます。家賃は月2400バーツで、水道代・電気代は別です。
後で知ったのですが、このアパートのオーナーは日本人だということでした。日本人のご主人はいつもは日本にいるので、タイ人の奥さんと妹さんが管理しているということです。
荷物はスーツケース一個と自転車一台だけだったので、バスの荷台に載せてもらって持っていきました。
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